歯周病治療を担当するのは、キャリア15年以上、年間1,000症例以上(※)の治療を手がける院長。日本口腔外科学会認定・口腔外科専門医である父の技術をしっかり継承しており、歯周病が重症化した患者さんに対しても、あごの骨や歯ぐきを再生する「再生療法」や「歯周外科治療」といった外科治療をご提供できます。
当院には、同業の歯科医師の方がご自身やご家族の治療のために訪れることもあります。私どもの治療技術を信頼いただいている証ではないかと、大変光栄に思っている次第です。
※2020年現在
歯周病の直接的な原因は歯周病菌ですが、歯周病を悪化させる原因は他にもあります。咬み合わせの悪さはその一つです。咬み合わせが悪いとあごの骨に過度の負担がかかってしまい、歯周病菌によるあごの骨の破壊をより一層進行させてしまうことがあります。
院長は咬み合わせについて研究と実践を重ね、日本顎咬合学会認定医の資格を取得している咬み合わせ治療のプロです。歯周病の改善に必要な咬み合わせの治療もしっかり行うことができます。
また、お口の中のかぶせものの不適合も歯周病を悪化させる原因の一つです。かぶせものが合っていないと汚れが溜まりやすい上に、歯磨きもしづらいため、そのまま放置してはいけません。当院の歯周病治療では、かぶせものの状態もしっかりチェックし、必要に応じて適切な治療を行っています。
このように歯周病治療においては、多方面から原因を追究し、治療を行っています。歯周病治療でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
森歯科医院では、長年の歯周病治療の経験で得られた知見をもとに、オリジナルの「歯周病改善プログラム」を開発し、患者さんにご提供しています。
歯周病は、歯と歯ぐきの隙間(歯周ポケット)に細菌が入り込み、歯ぐきやあごの骨の組織が破壊されていく病気です。症状が進行してあごの骨がなくなっていくと、最後には歯が抜け落ちてしまうことも。当院オリジナルの「歯周病改善プログラム」では、歯周病治療の効果を高めるため、治療を始める前に以下のような検査を行っています。
これらの検査結果をもとに、お口の中の状態をしっかり把握した上で、一人ひとりに合った「歯周病改善プログラム」を組み立てていきます。
当院の歯周病治療には以下のようなものがあり、これらを組み合わせてプログラムを作ります。
咬み合わせが悪いと、歯や歯周組織(歯を支える組織)に負担がかかり歯周病が進行しやすくなります。歯周病を改善し、悪化を予防するために、咬み合わせを調整する治療を行います。
飲み薬を服用することで体内から歯周病菌を減らし、歯周病を改善していく「歯周内科治療」。お薬で歯周病菌を減らしておくと歯ぐきの炎症が治まるため、歯石を取る際の痛みを軽減できます。従来の歯周病治療に比べると、痛みや患者さんへの負担が少なく、改善効果もより高い治療法です。
歯周病の直接的な原因である歯石やプラークを、クリーニングによって徹底的に除去していく治療です。その名の通り歯周病治療のスタンダードであり、その治療効果は学会にも認められています。
歯周病菌の巣になっている歯周ポケットに殺菌効果のあるレーザーを当てて、歯周病を改善させる治療です。レーザーには殺菌効果だけでなく、歯ぐきの炎症を改善したり、出血を抑える効果もあります。レーザー治療には痛みがほぼありませんので、苦痛の少ない治療が可能です。
また当院では、患部にレーザーをあて、わざと「かさぶた」のようなものを作り、自己再生の力を利用して治癒を早める治療も行っています。お気軽にお問い合わせください(※かさぶたが取れてしまうと、治りが遅くなりますので取らないようにご注意ください)。
歯周内科治療を行ったあと、歯周病の原因となる歯の汚れ(プラークや歯石)を取り除く処置を行います。歯周病を改善するためには、ここでしっかりと汚れを取りきることが重要です。そこで、歯ぐきの奥深くまでこびりついた汚れを目視で確認しながら、歯周病の原因となるプラーク(歯垢)や歯石をすみずみまで取り去る「フラップ手術」を実施。歯周病がかなり進行している場合は、歯ぐきやあごの骨を再生する「歯周再生療法」も選択できます。
このように当院では、重症化した歯周病でも歯を抜かずに治療できるように、お口の状況に合わせてさまざまな治療をご用意しています。「歯医者に通っているけれど、なかなか歯周病が治らない」という方や、「抜くしかない」と言われるような重症の歯周病の方も、あきらめずに私たちにご相談ください。
※当院では、お口の中が現在どのような状態なのかを患者さんにご理解いただくため、
などの評価をわかりやすくまとめた資料をお渡ししています。ご自宅でご覧いただくことで、お口の中の状態をしっかりと把握しながら治療にのぞむことができます。どうぞご活用ください。
歯周病は一度症状が治まっても、歯みがき不足や生活習慣の変化などで再発しやすい病気です。 そこで当院では、患者さん一人ひとりに担当の歯科衛生士をおつけし、歯周病治療後のメインテナンスを行っています。
患者さんに定期的にご来院いただき、担当の歯科衛生士がクリーニングしたり、ご家庭での歯みがきの方法をお教えしたりします。同じ衛生士がお口のメインテナンスを担当しますので、お口の中の変化にも気づきやすく、よりきめ細やかなケアを行えます。
当院では、初診の際に必ずお口の中の写真を撮影します。その後も定期的に撮影を続け、お口の変化を記録しているので、患者さんのお口の状態がどのように変化しているか、一目瞭然となります。担当衛生士によるメインテナンスでは、この写真をしっかり活用。写真をお見せしながら、お口の中の状況をご説明し、ご自宅でのセルフケアや生活習慣についてアドバイスします。
また、お口の中の状況や検査結果がよくわかるように、イラスト付きの診断書を発行してお渡しするのも当院の特徴です。診断書には、歯周ポケット(歯と歯ぐきの境目の溝)の深さや歯磨きのポイントなどがわかりやすいイラストで説明されているため、患者さんからも「具体的でわかりやすい」「診断書を見直すと、これまでの治療内容を振り返ることができるので便利だ」との声をいただいております。
歯科医院での処置だけではなく、ご自宅でのセルフケアもしっかりできるようにサポートします。歯周病のお悩みやセルフケアについても、ぜひご相談ください。
歯みがきの目的や歯ぐきの状況によって適した歯ブラシは異なります。ご自身のお口の状態にあった歯ブラシを選ぶことは、歯周病の予防と進行を抑えるためにも重要です。
しかし無数にある市販の歯ブラシの中から、自分に合った歯ブラシを選ぶのは簡単なことではありません。歯みがき剤も種類が多く、値段もさまざまなので、何が自分に合うのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
当院の歯科衛生士は、さまざまな歯ブラシや歯みがき剤を実際に自分で使用し、使いやすさや特徴を把握しています。歯ブラシや歯みがき剤に対して豊富な知識を持っており、患者さんのお口の中の状況に合わせたご提案ができます。商品の購入を無理におすすめすることは決してありませんので、どうぞお気軽にご相談ください。
お口の中に存在する細菌には、歯周病や虫歯を引き起こす悪玉菌と、乳酸菌のような善玉菌があります。歯周病を防ぐには、悪玉菌を減らして善玉菌を増やすことも大切なポイントです。
お口の中の善玉菌を増やし、悪玉菌が悪さをしにくいようにお口の細菌環境を整えることを「プロバイオティクス」といいます。当院でもこのプロバイオティクスを導入しており、患者さんに生きた善玉乳酸菌「ラクトバチルス・ロイテリ菌」の摂取をおすすめしています。悪玉菌である歯周病菌の作用を善玉菌によって抑え込むことで、歯周病の再発予防効果を期待できるためです。
また善玉乳酸菌には、お口の環境を整えるだけでなく、全身の免疫力を高める働きもあります。歯周病は感染症の一種ですので、善玉乳酸菌の摂取により全身の免疫力を高めることで、歯周病菌への抵抗力を身につけることも可能です。
当院では、善玉乳酸菌を摂取できるサプリメントを窓口で販売しています。ご興味のある方は、受付スタッフにお声がけください。
治療名:レーザー治療(歯周病)
治療の説明:歯と歯ぐきの間にレーザー光を集中的にあてることで、歯周病の原因菌を殺菌し炎症を沈め、歯ぐきの腫れや出血を抑えることができます。患部にレーザーをあて、わざと「かさぶた」のようなものを作り、自己再生の力を利用して治癒を早める治療も行っています。
治療のリスクや副作用:重度の歯周病の場合、レーザーのみでは殺菌できない場合があります。痛みの感じ方には個人差があります。従来の歯周病治療よりも時間がかかる可能性があります。かさぶたが取れてしまうと、治りが遅くなることがあります。
治療の価格:1照射 2,200円(税込)
治療名:歯周内科治療
治療の説明:抗生物質などの薬剤を内服して行う歯周病の内科的治療法です。
治療のリスクや副作用:抗生物質のため、人によってはアレルギー反応が起こる場合があります。
治療の価格:上顎、下顎 110,000円 上下全額 220,000円(税込)
検査器具やレントゲンで、歯周病の進行度合いを調べます。
歯周病がどんな状態なのかをご説明し、治療計画をご案内します。
歯周病の原因となる歯石やプラーク(歯垢)を、専用の器具を使って取り除きます。
効果の高い歯みがきの方法をお教えします。
歯周病を再発させないために、定期検診や歯のクリーニングを受けることをおすすめします。